妊娠中期になると、一般的には安定期と呼ばれる時期に突入します。
しかし、妊娠中に働くことは精神的にも肉体的にも、とても大変でしんどいと思うことがたくさんあるのではないでしょうか。
実際に私も妊娠中に働いていたことがありましたが、「仕事を休みたい」と何度も思いながら働いた経験があります。
どうしてもしんどいときは、仕事を休む選択をしておなかの子を優先にして体調を整えたこともあります。
妊娠中に仕事を休んでもいいのかと悩む方も多いと思いますので、解決策をご紹介します。
この記事を読んでいただければ、あなたの悩みは解決するかもしれません。
- 妊娠中期に仕事に行きたくない、辞めたい、辛いときの乗り越え方
- 妊娠中期に仕事がしんどいから休むのは甘えなのか?
- 妊婦が仕事探しするメリットとデメリット!妊婦が働く際の注意点
仕事を休むのは周りの人に迷惑をかけるし、なんとなく言いずらいから我慢して働こうという考えでいると、おなかの子に影響がでて最悪の場合、流産や切迫早産につながる可能性が高くなってしまいます。
そうならないために、この記事でお伝えする妊娠中の仕事のやり方と休み方のバランスを知ることで気持ちが少し楽になり、休むことは悪いことではないことがわかりますよ。
では、早速見ていきましょう。
妊娠中期に仕事に行きたくない・仕事辞めたい・仕事がつらいときの乗り越え方は一体なんでしょうか?
[itemlink post_id=”5255″]妊娠中期に仕事を休む理由!Yahoo知恵袋の回答まとめ!
妊娠中期に仕事を休む理由で多いケースをご紹介します。
- つわり
- 貧血
- 頭痛
- おなかの張り
- おなかの痛み
つわり
ホルモンバランスの変化によって起きるもので吐き気や嘔吐があり、つわりに効く薬がありません。
貧血
血液中の血小板の中にある酸素を運ぶためのヘモグロビンの濃度が低くなってしまい立ち眩みやふらつきが出てきます。
頭痛
こめかみや額、高等部を中心に締め付けられるような痛みがでてくるもので頭痛が始まると収まるまで時間がかかります。
おなかの張り
子宮が硬くなったような感じがして常にピーンと張った状態が続きます。
おなかの痛み
ちくちくしたような軽い痛みから、締め付けられるような激痛まで種類があります。
実際、妊娠中期に仕事を休む理由はみんな何にしているのか気になりませんか?
Yahoo知恵袋の回答をまとめてみました。
- そんなに気がかりなら、有休消化+欠勤で早めの産休入ったらどうですか?
- 妊娠悪阻や切迫流産の診断がついたわけでもないのに休んだことに対して抵抗があります。そして、それは社会人として普通の感覚なのではないかと思っています。
- 休めばいいという人は、妊娠する前からもきっと普通に休んでます。休めって言ってもらえるだけ幸せと思わなきゃ。
など休む理由を明確に書いている方は、少なく有休を使う・診断書を書いてもらうなどの対策案はありました。
仕事を休むのに理由は必要なので、その時の体調を素直に事業所に伝えましょう。
それでも休むのに抵抗があったり休みにくい風習がある事業所の場合、かかりつけ医に母子健康管理指導事項連絡カードや診断書を書いてもらえるか相談してみましょう。
[itemlink post_id=”5221″]妊娠中期に仕事に行きたくない・仕事辞めたい・仕事がつらい・しんどいときの乗り越え方
妊娠中は、体調の変化やホルモンバランスが崩れて精神的に不安定になりやすいので
働く妊婦さんがこの時期にどう乗りきったらよいのか、悩みますよね。
仕事に行きたくない・仕事辞めたい・仕事が辛い・しんどいときに私がどう乗り越えたのか過去に実践した3つのやり方をご紹介します。
- 職場の上司に相談する
- 家族と相談して、仕事を辞める
- かかりつけ医に相談して母子健康管理指導事項連絡カードを書いてもらう
職場の上司に相談する
体調が悪いことを伝えて休みをもらいましょう。
妊娠中期は、妊娠5か月から7か月の訳3か月間で、安定期に入る時期です。
しかし、中期になっても体調がすぐれない方も多いです。
私の場合ですが、妊娠中期は特につわりがひどくて、勤務中は何度もトイレに行き吐いての繰り返しで仕事どころではありませんでした。
さらに貧血もあるのに、立ち仕事だったので座ることもできず、頭がぼーっとする時間が多かったです。
上司に相談して自分がどのくらい休みたいのかを、思い切って伝えましょう。
無理をして出勤するとおなかの子に影響が出てしまうケースもありますので、仕事よりもおなかの子を優先に休みましょう。
家族と相談して、仕事を辞める
家族にまず妊娠中に働くことの大変さや不安、しんどいことを伝えましょう。
自分からしんどいことを伝えないと周りの人は、気づいてくれません。
家族の給料でやっていけるようでしたら、仕事を辞めるのも一つの案です。
仕事を辞めることで仕事のストレスもなくなり自宅でゆっくり休めますよ。
かかりつけ医に相談して母子健康管理指導事項連絡カードを書いてもらう
働く妊婦さんの健康管理のために業務内容を調整することを事業主に義務付けるカードで、このカードは【病名】がなくても発行してもらえます。
私の場合ですが、職場の上司に相談しても「医師の診断書がないと難しい」と言われて仕事を辞めることも考えましたが、旦那の給料だけではやっていけない状況だったので、このカードを活用しました。
つわり・貧血・おなかの張りがあったのでそのことを医師に伝えて記入してもらい会社に提出したところ、1か月休みをもらうことができました。
あとは、1か月後の休みから復帰したときの勤務時間の変更の提案もありました。
通勤・帰宅ラッシュの時間を避けるような配慮
母子健康管理指導事項連絡カードは、厚生労働省のホームページからダウンロードするか、県や自治体によっては母子手帳の中にカードの記入がされているので、かかりつけの医師に記入してもらいましょう。
カードを記入してもらうのにかかる費用は病院によって異なりますが、診断書を発行してもらうよりは安く済むケースが多いですよ。
[itemlink post_id=”5222″]妊娠中期に仕事がしんどいから休むのは甘え?
妊娠中に仕事がしんどいから休むのは、決して甘えではありません。
「妊娠してから休む回数が多くて周りの人に迷惑ばかりかけちゃってる。」と思って悩んでしまう方も多いと思います。
日に日におなかも大きくなっていく中で体調や精神的な変化もありますよね?
それは個人差があり、周りの人からは見えない部分のため自分の身は自分で守りましょう。
仕事がしんどくなったら事業主に相談して、休みを取ることです。
休みを取る前に必ずしておかないといけないこと2つをご紹介します。
- なぜ仕事を休むのかを、周囲にに伝える
- 仕事の引継ぎをしておく
なぜ仕事を休むのかを、周囲に伝える
黙って仕事を休むと、周りの方から見たら「なんで急にいなくなるの?」と思ってしまいます。
中には、仕事さぼって休んでると思われる場合もありますので必ず、なぜ休むのかを伝えましょう。
伝えることで周りの理解度も高くなりますし、体調がよくなり復帰するときに気まずくならずに済みますよ。
仕事の引継ぎをしておく
引継ぎせずに休んでしまうと周囲の方は「この仕事ってどこまで進んでるの?」と困ってしまいます。
業務に支障が出てしまうので、きちんと仕事の引継ぎはしておくこと。
復帰したときに必ず引き継いでくれたことの感謝を忘れず伝えるとよいでしょう。
[itemlink post_id=”5256″]妊娠中期に立ち仕事をしても大丈夫?
長時間の立ち仕事や立ちっぱなしの仕事は、おなかの張りを促してしまうので切迫早産や流産の可能性が高くなります。
私が、妊娠中やっていた職種は、営業でした。
外回りがメインで、歩き回っており座る時間は移動の電車やバスのみです。
そのため、妊娠中期におなかの張りが少しずつ出てきて、日に日に強くなって痛みがおさまらなくなり不安になって病院に行って診察してもらったら【切迫早産】の手前でした。
立ち仕事は、できるだけ避けた方がよいですがどうしても避けれない場合は、事業所に相談しましょう。
休憩を長めに取る・勤務時間を短縮する・椅子を用意してもらうなどの対策を提案してみるのもおすすめです。
[itemlink post_id=”5257″]妊婦が仕事ずる休みする理由を知っていますか?妊娠中の仕事のやり方と休み方のバランス
妊婦が、仕事をずる休みするのは、体調の変化が関係しているのではないかと思います。
妊娠期間中は特にストレスを感じやすくなっており体調管理に関してはかなり気を使って日々過ごしている方が多数いるのではないでしょうか?
つわり・吐き気・めまい・貧血・頭痛・腰の痛み・おなかの張りなど日によってコンディションが違います。
そのため、仕事を休みたい気持ちが強くなり仕事を、ずる休みしてしまう傾向が高くなります。
妊娠中の仕事のやり方と休み方は、いたってシンプルで【自分の無理のない範囲で仕事をしてしんどくなったら休むこと】です。
私は過去に働きながら4回妊婦の経験をしましたが、何度かずる休みをした経験があります。
日によってコンディションが違うので体調の良いときは自分のできる仕事をしていましたが
朝起きてなんとなく「今日は、仕事に行きたくない」と思うときは、ずる休みしていました。
自分とおなかの子が第一優先ですので、自分の今できる仕事をしてしんどくなったら会社を休んで体調を整えましょう。
[itemlink post_id=”5258″]妊婦が仕事探しするメリットとデメリット!妊婦が働く際の注意点
妊婦が仕事探しするメリットとデメリット、それぞれ大きく分けて2つありますので体験談を踏まえて働く際の注意点もご紹介します。
メリットは下記の2つです。
- 産前産後休暇が取得できる
- 出産してからも継続して勤務できる
産前産後休暇が取得できる
産休とは、女性労働者が労働基準法第65条に基づいて取得できる休業のことです。
期間は、産前6週間前から産後は8週間です。
勤務年数は、全く関係していないので入社して1年未満の方でも取得できてパートやアルバイト、派遣などの非正規雇用者でも取得ができます。
また産休中は、出産手当金を受け取ることができて給付額は、出産前の賃金の約2/3が目安とされております。
出産予定日を基準にその前後または、仕事に就けない場合に申請すると数か月かかりますが一括で支給されます。
産休を取得したい場合は、こちらから請求しないと取得ができないので妊娠がわかったら早めに事業所に伝えましょう。
また、この時によくある勘違いがあります。
「産休もらえたら、育休もある」と思われる方も中にはいらっしゃいますが、育休は勤務1年以上の方が対象となりますので1年未満の方は育休は取得できません。
出産してからも継続して勤務できる
事業所によってかなり差がありますが、中には出産して落ち着いてからも継続して勤務ができるところがあります。
わたしは、妊娠期間中に仕事を探した経験があり、その中で一部の企業は妊娠期間中に温かく迎え入れてくれて、産後落ち着いてからまた復帰してもいいという条件を提示してくれたところがありました。
これは企業によって、違いがあるので面接の時点で妊娠していることを伝えて産後も継続して働けるか確認してみましょう。
デメリットは、下記の2つです。
- 妊娠中と伝えるといやな顔をされる企業があり採用してもらえない
- 日によって体調が悪くなりやすい人は仕事探しが難航する
妊娠中と伝えるといやな顔をされる企業があり採用してもらえない
応募の段階で【妊娠中】と伝えていてもいざ面接となるといやな顔をする企業があります。
理由はいくつかありますが代表的なものは、妊娠中にできる業務が少ないことと休まれてしまうと代わりの人を探すのが大変だからです。
この理由は、実際に私も仕事探しの時に言われました。
求人を出している=人手が足りないということを前提に求人を出しているため妊娠中の方を雇うのは企業にとってリスクがあるからだそうです。
人手が足りないのに、できる仕事が限られる・急に休まれるといったようなことがあると他の従業員の方の負担が大きくなってしまうので妊娠中は採用されにくい傾向があります。
日によって体調が悪くなりやすい人は仕事探しが難航する
人それぞれ、妊娠中の体調の変化には違いがあり、全然しんどさを感じない人もいれば寝込むほど体が動かなくなってしまう方もいます。
私も仕事を探しているときは体調がよかったのにいざ面接の当日、体調が悪くなり泣く泣く面接できないことを企業側に伝えて白紙になった経験があります。
面接する際に「体調の変化が日によってある」ということを企業側に伝えると「無理して働かなくても」と思うそうで、採用までなかなかたどりつけない場合があるらしい。
そうなると、外で働く仕事を探すのは、かなり苦戦してくるので体調の変化がある方は、在宅ワークも検討されるのもよいでしょう。
妊婦が働く際の注意点は、母子の健康を第一に考えて負担が少ない働き方を企業側に申し出ることです。
妊娠中は、おなかの子に影響があまり出ないように体の負担が少ない業務内容に変更してもらって勤務しましょう。
[itemlink post_id=”5259″]まとめ
この記事では、妊娠中期に仕事に行きたくない・仕事辞めたい・仕事がつらいときの乗り越え方についてご紹介しました。
記事の要点は以下の通りです。
- 妊娠中期は体調の変化やホルモンバランスの乱れで精神的に不安定になりやすい
- 仕事に行きたくない・仕事辞めたい・仕事がつらいときは、職場の上司に相談する・家族と相談して仕事を辞める・かかりつけ医に相談して母子健康管理指導事項連絡カードを書いてもらうのがおすすめ
- 仕事を休むのは甘えではなく、自分とおなかの子の健康を守るために必要なこと
- 仕事を休む前には、なぜ休むのかを周囲に伝える・仕事の引継ぎをしておくことが大切
- 立ち仕事はおなかの張りを促して切迫早産や流産のリスクが高くなるので、できるだけ避けるか、事業所に対策を提案すること
妊娠中期は、仕事と家庭の両立に悩む時期ですが、自分の無理のない範囲で仕事をして、しんどくなったら休むことを心がけましょう。
[itemlink post_id=”5255″] [itemlink post_id=”5256″] [itemlink post_id=”5258″]