赤ちゃんのつかまり立ちが始まると心配になるのが突然の転倒です。
特に、赤ちゃんが頭を強くぶつけた時は、「病院で診てもらった方がいいのかな?」と不安な気持ちでいっぱいになってしまいますよね。
- つかまり立ちが始まり、転倒しないか不安、、、
- 赤ちゃんは、どんな時に転びやすい?
- ママがしてあげられる転倒時の対策とは?
- 頭や身体をぶつけた時、病院にいくかどうかの判断基準は?
このような「つかまり立ちの時期の転倒」について不安をもつママにおすすめの記事です。
赤ちゃんは転んで育つ!転んでも安全な対策がとっても重要!
赤ちゃんの頭はとても重いため、赤ちゃんはバランスを崩してよく転んでしまいます。
特につかまり立ちをしている時は、上半身から勢いよく転び、頭をぶつけることも日常茶飯事ではないですよね?
赤ちゃんは、何度も転ぶ中で、危険察知能力を身に着けていきます。転び慣れてくると、尻もちをついて、後ろや横に倒れたり、顔をぶつけないように、前に手をつくなどの方法で危険を回避できるようになります。
そのため、つかまり立ちの時期の赤ちゃんにとっては、「転んでびっくりした!」という経験もとても大切です。
転倒しないようにすることはもちろん大事ですが、いつもママが傍で見ていられない時もあると思います。実際には、赤ちゃんが転んでも安全な環境や対策を考える方がより現実的で、おススメな方法ですよ!
赤ちゃんが転倒しやすい状況とは?
赤ちゃんのつかまり立ちは、まだまだ発達段階で、不安定です。
以下に紹介するような小さな要因でも、赤ちゃんはバランスを崩して転倒してしまう可能性が高いです。
床にモノが多い
床にモノが多いと、足場が少なくなり、立ち方のバランスが崩れて、転んでしまう場合があります。
もちろん、転倒時に備えて、尖ったものなど危ないものは置かないように気を付けているママは多いでしょう!
しかし、柔らかいぬいぐるみやおもちゃでも、避けようとしたり、注意が向いてしまい、転んでしまうなんてこともあります。
つかまる場所が不安定
つかまり立ちの間は、つかまる場所が不安定だったために、転倒してしまうこともあります。
簡単に動かせる椅子や机は、赤ちゃんがつかまった時にぐらつき動いてしまいます。さらに、タンスの引き出しや、物置の扉などは、赤ちゃんがつかまることで開いてしまい、怪我をする可能性があります。
つかまった場所にある落下物での怪我も多いため、注意が必要です。
床がすべりやすい
滑りやすい床やカーペット、または滑りやすいチラシやビニールが原因で転倒してしまうこともあります。滑りにくい床やカーペットに変える他、滑り止め付きの靴下を赤ちゃんに履かせてあげるとより安心ですよ。
安心して転倒しても大丈夫な環境や対策
どんなに転倒しない状況を作っても、ママが少し家事をしている間に、
「赤ちゃんが転倒した!」
ということはよくあります。
転倒してしまうのは、避けられないことであり、赤ちゃんの成長のためにも通るべき道でもあります。そのため、転倒しても大事にならない環境作りや対策が重要です。
コーナークッションガード
赤ちゃんがつかまり立ちを始めたら、最低限対策しておきたい場所が、机やテーブル、家具などの四隅、角にあたる部分です。
コーナークッションを取り付けることで、赤ちゃんがぶつかった時の衝撃を和らげることができます。形や色、厚みや長さなども色々な種類があるため、お家の家具に合わせて選びましょう!
ジョイントマット
床がフローリングなどの硬い材質の場合は、ジョイントマットもおすすめです。
クッション性のあるジョイントマットは、赤ちゃんの転倒対策としては、定番グッズです。
- 部屋が広いと埋めるのにコストがかかる
- 部屋が狭いとうまく敷くことができない
- 細かいところまで、敷くことができない
などのデメリットもあります。
さらに、「対策していない部分に限って、赤ちゃんが近づいて、転んでいた、、、」なんてことも多々あります。
しかし、ジョイントマットは表面に小さな凹凸があり、滑り止めの効果もあります。可能な限り、ジョイントマットを敷き詰めておくことで、少しでも転倒時の怪我を防ぎましょう!
リュックやヘルメット
転倒時、赤ちゃんの頭を守るためにリュックやヘルメットを装着するのもおススメの方法です。リュックは、バランスを崩した時、重みで後方に転倒するため、リュックの厚みで頭をぶつけるのを防いでくれます。
ヘルメットもリュックも赤ちゃんによっては好き嫌いがあるため、装着しても嫌がらないものを選ぶと良いですよ!
転倒したときの対応
転倒して、頭をぶつけた場合や身体をぶつけて痛がる場合は、病院に連れていくべきか迷ってしまいますよね。赤ちゃんの症状や反応別に病院に行くべき症状、状態を紹介します。
頭をぶつけた時
一番注意が必要なのは、頭を打った、ぶつけた場合です。
- 転倒した直後に大泣きしている
- 意識がはっきりしている
このような場合は、あまり心配はいりません。しかし、頭の怪我は2~3日経ってから症状が出てくることもあるため、赤ちゃんの様子に変化がないか注意深く観察するようにしましょう!
一方で、以下のような場合は、119番し、すぐに病院で受診する必要があります。
- 大出血している
- 意識がはっきりしていない、朦朧としている
- ぐったりしている
- 反応が薄い、または無い、ぼーっとしている(意識障害)
- ウトウトしている、すぐ寝てしまう(傾眠傾向)
- 痙攣している
- 嘔吐する
- 呼吸がおかしい
これらの症状が出たら、緊急でお医者さんに診てもらいましょう。
また、時間が経過してからこれらの症状が見られることもあります。頭を打った直後はもちろん、2~3日はこのような症状がないか様子を見ましょう。
手足や胴体をぶつけた時
手足や胴体をぶつけた時、出血や腫れがないか確認します。出血の場合は、消毒して止血し、腫れている場合は、濡れタオルなどで冷やしてあげましょう。
また、目で見るだけでなく、触って痛がるところがないか念入りい確認します。
腫れや痣がひどい場合、または熱を帯びており、動かすと痛がる場合は、骨にひびが入っていたり、折れている可能性もあります。折れている場合は、可能なら固定し、嫌がる場合はとりあえずそのまま病院に連れて行ってあげましょう!
また、外傷はなくとも内臓などがダメージを受けた場合は、赤ちゃんの元気がなかったり、血尿が見られることもあるため、2~3日様子を観察するようにしてください。
まとめ
- 赤ちゃんが転倒しない工夫はもちろん、転倒しても安全な環境作りや対策が重要!
- 最低限、家具の四隅はコーナークッションなどでガードする。
- ジョイントマットやヘルメット、リュックなども活用する。
- 強くぶつけた時は、注意深く赤ちゃんの様子を見ておく。
赤ちゃんは、何度も転倒する中で、危険察知能力や自分を守る術を身に着けていきます。しっかりとした安全対策をしたうえで、存分に歩く&転ぶ練習をさせてあげましょう!