まず結論からお伝えすると、コーンフレークを離乳食として赤ちゃんに与えるときは、材料がシンプルなもの、砂糖不使用もしくは控えめのものがおすすめです。
スーパーでは非常に多くの種類が販売されていて、どれを買おうか迷ってしまう方もいるかもしれませんね。まず、コーンフレークを選ぶポイントをご紹介します。
離乳食に使うコーンフレークは砂糖不使用がおすすめ
コーンフレークは保存もしやすく、手軽な朝ごはんやおやつがわりとして便利ですよね。ただし、甘く味付けをされたコーンフレークは、赤ちゃんが消化しにくい食材です。
また、コーンフレークの中には蜂蜜が使用されているものがあるので注意が必要です。
1才未満の子が蜂蜜を食べると「乳児ボツリヌス症」に感染する可能性があるので、蜂蜜を使っていないコーンフレークを選びましょう。袋に「1才未満の乳児には与えないで」と注意書きがあります。
シスコーンやケロッグ、コープのコーンフレークは砂糖不使用?市販のおすすめはどれ?
シスコーンやケロッグは、かわいいキャラクターのパッケージが特徴的で子どもに人気の商品が多いですよね。では、離乳食としてはどうなのでしょうか?
シスコーンのホームページには「プレーン」タイプなら1才ごろから与えてもよいと記載がありました。
ケロッグのコーンフレークは、離乳食についての記載はありませんでしたが、甘くないフレークと表示されています。
コープはプレーンタイプのコーンフレークがありますが、離乳食についての記載はありませんでした。
どれも原材料に砂糖を含む商品ですので、少量とはいえ気になる!という場合は、食べさせる頻度や量、他の食材とのバランスを考えましょう。
赤ちゃんが、お米やパンに飽きてきたみたい…という場合に与えると、味の変化に喜んでくれるかもしれません。一般的なスーパーでは砂糖不使用のコーンフレークの販売は少ないようですが、トップバリュ、オーガニック商品のお店では見つけやすいようです。
コーンフレークは離乳食中期(7~8カ月)から少しずつ
コーンフレークはその名のとおり、とうもろこしを原材料としています。とうもろこしは離乳食初期から食べられる食材で、アレルギーの原因となることは少なめですが、コーンフレークは大豆を含んだり、乳・小麦を使用した設備で製造しているものもあります。
アレルギーのある赤ちゃんには、特に原材料の表示をしっかり見て購入するようにしましょう。アレルギーのない赤ちゃんでも、他の食材と同様に離乳食スプーン1さじから試しましょう。しっかり細かくした後、茹でて柔らかくして、水分を多く含んだ状態から与えます。
離乳食で与えてもよいのはどれくらいの量?主食やおやつで活躍!
離乳食で赤ちゃんが食べられるコーンフレークの量の目安は、離乳食中期(7~8カ月)…5g、離乳食後期(9~11カ月)…15g、離乳食完了期(12~18カ月)…20~30gです。
離乳食中期(7~8カ月) | 5g |
離乳食後期(9~11カ月) | 15g |
離乳食完了期(12~18カ月) | 20~30g |
大人だと朝ごはんはコーンフレークだけ!ということもありますが、赤ちゃんにはコーンフレークは主食やおやつ代わりとして、ほかの食材も合わせて与えましょう。
離乳食後期以降(9カ月~)は手づかみ食べにも!バナナやヨーグルトを使ってアレンジ!
コーンフレークは牛乳やヨーグルトをかけて、スプーンで食べるのが一般的かもしれませんが、手づかみ食べにも活躍します。
コーンフレークを細かく砕いて粉ミルクを混ぜ、柔らかくなったらバナナやきな粉を加えてボール状にします。成長に合わせて柔らかさや大きさも調整できます。
また、細かく砕いたコーンフレークを小麦粉代わりにしておやきも作れます。
1つ注意してほしいのは、うまくもぐもぐできないと、口の中で固まったり、喉に張り付いてしまうことが考えられる点です。目を離さずに少しずつ食べさせましょう。
牛乳をかけて食べるのは離乳食完了期以降(1才~)から
牛乳は加熱して離乳食の材料としてなら離乳食中期(7~8カ月)から使えますが、そのまま飲むには1才をすぎてからが目安です。
大人はコーンフレークに牛乳をかけ食べるのが定番ですが、その食べ方は1才を過ぎてからにしましょう。これは、牛乳が母乳と比べて栄養を含みすぎていて、赤ちゃんが消化するには負担がかかるためです。
まとめ:離乳食に使うコーンフレークはシンプルな砂糖不使用がおすすめ
離乳食におすすめのコーンフレークは材料がシンプルなもの、砂糖不使用のものや控えめのものです。
選ぶときには、蜂蜜と、アレルギーの原因となりやすい乳・小麦についての表記も確認しましょう。離乳食中期(7~8カ月)から使える食品ですが、甘みの強いものは赤ちゃんに合わせて頻度を考えましょう。
牛乳をかけて食べるのは1才~以降です。いろんな食材と相性が良いので、成長にあわせていろんなアレンジを楽しんでくださいね。