新生児を抱っこしているときに、首ガクンとなってしまい赤ちゃんの脳や身体に影響はないか心配になったことはありませんか。
わざとではない、ふいに抱っこしたときに首が思いっきりガクンとなってしまうと精神的にお母さんやお父さんはパニックになってしまいます。
今回は、新生児の首ガクンとなってしまった時の対処法やどんな症状が現れたときに病院に行くべきなのか解説します。
この記事を読むことで、赤ちゃんの容態が急変するリスクを少しでも減らせます。
また、首が座っていない赤ちゃんを落としてしまった時の対処法もご紹介しますので、落としたあと赤ちゃんから出る危ないサインを事前に知っておくことでパニックにならないでしょう。
では、まず新生児を抱っこしているときに首をガクンとさせてしまった場合の対処法をご紹介します。
新生児の首ガクンとなってしまった時の対処法
新生児の首がガクンとなってしまったときの対処法です。いつもと違った様子ではないかどうか確認をして気になる症状が少しでもあったらすぐに病院に行って受診しましょう。
新生児のときに首がガクンとなってしまったら脳に影響が出ないか心配になってしまいますよね。
実際は、多少ガクンとなってしまってもびっくりして泣いてしまうケースが多いので様子をみましょう。
しばらく、様子を見つつも以下の症状が出た場合にはすぐに病院に連絡して受診するか、救急車を呼びましょう。
- 顔色が悪くなっている
- けいれんを起こして気を失う
- 泡を吹いている
- ずっと泣き続けていて泣き止まない
- ミルクを何度も噴水みたいに吐き続ける
上記の症状が出ていない場合は問題ないので安心してください。
しかし、症状が出ていないけど心配な方は病院に行って受診してもOKです。
わたしも子育て中に首をガクンとさせた経験があって、心配すぎて病院に行って診察してもらった経験があります。
パニックになると1人でいると不安に襲われてしまったので、先生や看護師さんに見ていただき何もなく赤ちゃんも落ち着いてきたので安心して帰宅したのを今でも覚えています。
新生児の首ガクン!後遺症や障害の心配はある?
新生児の首ガクンで、後遺症や障害の心配は、常識の範囲内でしたらありません。
わざと激しくやっていた場合は、後遺症や障害になる可能性がありますが、普通に過ごしていて首がガクンとなっただけでは後遺症になりません。
後遺症や障害になる場合は、相当な激しい衝撃が加わった時になります。
新生児の縦抱き(たてだき)はいつからできる?リスクは?
新生児の縦抱きは、一般的には、生後3か月~4か月の頃が目安とされています。
首が座って体がしっかりしてきたら縦抱きをしても問題はありませんので安心してください。
新生児の時に縦抱きをしてしまうと危険なリスクしかありません。
理由としては、縦抱きをすることで顎が落ちてしまい呼吸が制限されてしまいますので低酸素といった現象が起きてしまいます。
呼吸ができない状態が長時間続くと脳に障害がおきてしまうリスクがありますので、新生児の時期(生後すぐ〜生後3か月)は縦抱きをしないようにしましょう。
新生児が上を向いているときに、いつも首が横向き。これって大丈夫?
新生児が寝た状態で上を向いているときに、いつも首が横向きになっていると気になりますよね。体自体は上向きで、首だけ横に向けて寝かせてあげるのは、問題ありません。
しかし、体も横向きで首も横向きは目を離したすきにうつ伏せ状態になると呼吸ができないため窒息死の原因につながる可能性が高くなります。
わたしも子どもが、体は上向きだけどいつも首だけ横向きだったので、この体勢って大丈夫なの?と心配になっていました。でも、首だけ横に向かせておくことで飲み終わったミルクを吐いたときに顔にかからず窒息予防になると産院で教えていただいたことがあります。
飲み終わった後に赤ちゃんがゲップをしていたら吐き戻しの心配は基本的にはありません。しかし、わたしが長男を出産したばかりのとき、ミルクを飲み終えてゲップがいつまでも出なかったので、体を上向きにして首だけ横向きで寝かせてあげていたら口からミルクが、たらーっと垂れてきたことがありました。だから首を横向きにしていてよかった経験があります。
新生児の首が座る時期はいつ頃?
新生児の約9割が生後4か月で首が座ります。
しかし、個人差もあり早産の赤ちゃんは首が座るのが遅くなることがあります。
支援センターで知り合ったお母さんたちと話しているときに、早いお子さんは生後2か月で首が座り始める子もいてびっくりしました。
遅い子は、生後5か月経った頃に首すわりができるお子さんもいたので発達には人それぞれのペースがあることを覚えておきましょう。
新生児を落としたときの対処法
新生児を落としてしまった!そんなときは、落とした赤ちゃんを抱っこして泣いているか、同時に頭と体に傷やたんこぶができていないか確認して、48時間は様子をみましょう。
落とした時に焦って気が動転してしまいますが、いったん落ち着いて赤ちゃんの見るべきポイントをご紹介します。
- 赤ちゃんが声を出して泣いているか
- 頭や体に傷または、たんこぶなどができていないか確認
- ぐったりしている痙攣を起こしていないか
- 吐き続けてミルクを飲まない
- 48時間は必ず赤ちゃんの様子をしっかり見る
順に解説しますね。
赤ちゃんが声を出して泣いているか
高いところから落としてしまったときに、赤ちゃんが床に頭を打ち付けてしまってもすぐに泣いていたら、大丈夫です。
泣かずにぐったりして目の焦点が合わないなどの症状がでたら非常に危険です。
頭や体に傷または、たんこぶなどができていないか確認
傷やぶよぶよとしたたんこぶがあった場合、頭の中で出血している可能性が高いです。
ぐったりしている痙攣を起こしていないか
赤ちゃんがぐったりしていたり、痙攣を起こした場合も非常に危険です。
吐き続けてミルクを飲まない
赤ちゃんが、噴水のように吐き続けていてしんどそうな状態だったり、ミルクを飲まないようであれば身体に異常がある場合が高いです。
上記のポイントを、見ながらお子さんに異常があればすぐに病院に連絡して受診しましょう。
まとめ
新生児の首ガクンについて、以下のポイントをおさらいしましょう。
- 新生児の首ガクンは、多少なら問題ないが、異常な症状が出たらすぐに病院に行く
- 新生児の縦抱きは、首が座るまで避ける
- 新生児の首が座る時期は、個人差があるが生後4か月が目安
- 新生児を落としたときは、48時間は様子を見て傷やたんこぶがないか確認する
新生児の首ガクンに関する記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。赤ちゃんの首のケアに役立ててくださいね。