- 「卵は貴重な食材だけど、割れちゃったり期限切れになっちゃったりするとどうしよう・・・」
- 「卵の捨て方って、自治体によって違うのかな?燃えるごみに出していいの?」
- 「卵の白身だけ残ったら、どうやって使い切るの?冷凍できるの?」
こんなふうに、卵に関する悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか? 卵は栄養価が高くて美味しい食材ですが、扱いには注意が必要です。 特に割れた卵や期限切れの卵は、食中毒のリスクがあります。 そこで今回は、卵の捨て方や保存方法、消費方法について、詳しくお伝えします。
私は、主婦歴15年の看護師です。 卵の賞味期限や保管方法については、日本卵業協会のホームページなどで調べました。 また、卵の白身だけを使うレシピも、実際に試してみました。
この記事を読んでいただければ、以下のことがわかります。
- 割れた卵や期限切れの卵の捨て方
- 卵の適切な保管方法
- 卵の白身だけを使うレシピ
逆に、この記事を読まなかったら、どうなるでしょうか?
- 卵を無駄に捨ててしまうかもしれません。
- 卵を不適切に保存して、食中毒になるかもしれません。
- 卵の白身をそのまま流してしまって、排水溝を詰まらせるかもしれません。
卵は、食べるだけでなく、美容や健康にも良い食材です。 卵を上手に使い切ることで、おいしくて節約できるレシピがたくさん作れます。 また、卵の捨て方や保存方法を知ることで、食中毒を予防できます。
ぜひ、この記事を最後まで読んで、安全に美味しく無駄なく卵を食べましょう。
割れた卵や賞味期限切れの古い卵の捨て方
卵は、落として割っちゃったらさすがに食べられません。
あとはレアケースかもですが、かなり長く期限切れした卵も食べられませんね。
そんな食べられない卵の処分方法を調べました。
筆者の暮らす自治体では、単純に生ごみとして燃やせるごみに出せばよいだけです。
しかし自治体によっては、加熱して固めてから捨てるよう指示している場合もあるそうです。
お住いの市区町村のホームページに載っているので、調べてみましょう。
そこでちょっと気になるのが、燃やせるごみの指定袋が透明な場合です。
割れてベチャァと広がった卵が丸見えなのは、さすがに気分が良くないですよね。
気温によっては、ごみ収集を待っている間に腐って臭いがでるかもしれません。
そういう場合は空の牛乳パックに入れて口を閉じるか、新聞紙に包んでポリ袋に入れれば大丈夫ですよ。
他の方法としては、排水溝にそのまま流す人もいますね。
特に禁止されてはいませんし、お手軽ではあります。
しかしその後すぐに熱いお湯を流すと、固まって排水溝の縁や網にこびりついてしまいます。
掃除するのが手間なので、やめておいた方が無難です。
卵黄だけ使って残った卵の白身はどうする?そのまま流してもいい?
お菓子作りや料理で卵黄だけを使う場面は、結構あります。
お菓子ならカスタードクリームやプリン、料理なら丼物に卵黄だけをトッピングするなどが多いでしょう。
すると困ったことが起こります。
家族の人数分の卵黄を使うと、白身ばっかりダブついてきちゃうんですよね。
たんぱく質補充だ!と白身をそのまま飲む猛者もいますけど、それはなかなかハードルが高いです・・・。
そこで、白身だけ残った場合の対処法を紹介します。
- 白身だけレシピで使い切る
- 冷凍する
- 捨てる
以上の3つです。
1つずつ説明していきますね。
白身だけレシピで使い切る
白身だけを使う料理も、実は結構あります。
フリッターや淡雪あんも良いですし、スープや味噌汁に入れるのも簡単ですね。
白身を泡立ててメレンゲを作れば、メレンゲクッキーやマカロンも出来ます。
パンケーキやホットケーキに使って、白くふわふわに仕上げるのも美味しいですよ。
ただし割った卵の日持ちは1日ですから、すぐに使えない時は②で紹介する冷凍保存を試してみてください。
冷凍する
卵の白身は冷凍できます。
しかし保存容器にまとめて流し込んで冷凍してしまうと量の加減ができませんし、取り出すのが大変です。
そこで一工夫!
器にラップを敷きこんで白身を入れたら、巾着のように上を絞って輪ゴムでしばって冷凍します。
これなら洗い物も増えないし、1個分ずつ冷凍できますよ。
ただし、冷凍しても日持ちは2週間程度です。
また、使う時は必ず加熱してくださいね。
捨てる
捨てるのは、もったいないので出来ればやりたくない手段ですね。
しかし卵はたんぱく質が豊富な食材です。
人間にはもちろん栄養満点ですが、細菌も喜んで増えます。
割って空気にさらされた卵はすぐに冷蔵庫にしまっても、1日しかもちません。
冷凍しても2週間までです。
それ以降は食中毒のリスクがあります。
もちろんフードロスを考えたら、捨てずに使い切るのがベストです。
だからといって、健康をおろそかには出来ません。
食中毒になるくらいだったら、潔く捨てましょう。
割った卵は日持ちしませんから、早く使いきるのが1番です。
一番簡単に消費できるのは、スープに入れてかきたま汁だと思います。
それでも使い切れなければ、捨てるのもアリですね。
もったいないですが、食中毒になるよりはマシですから。
賞味期限切れの卵はいつまで食べられる?
季節によりますが、卵は期限切れ1ヵ月以上経っていてもしっかり加熱すれば食べられることがあります。
黄身が崩れている・妙な臭いがするなどの腐っているサインが無いか、よくよく確かめて自己責任でお願いします。
まず「消費」期限と「賞味」期限の違いについて説明しましょう。
「未開封で適切に保存したら、安全に食べられる」期限を表しています。
なので期限を過ぎたら、基本的に食べられません。
こちらは「未開封で適切に保存したら、おいしく食べられる」期限です。
つまり「賞味」期限は多少過ぎていても、味は落ちますが食べられます。
では卵に付いているのは、どちらでしょうか?
答えは「賞味」期限です。
そしてこの期限は、食品が傷みやすい夏に生食できるという条件で決められているんですね。
つまりかなり余裕をもった期限になっているということです。
なので卵は賞味期限が切れていても、加熱すれば食べて大丈夫です。
とはいっても保管状態によっては期限内であっても悪くなっていることがあるので、注意が必要です。
黄身が崩れている・妙な臭いがするなどがあれば腐っています。
食べずに捨てましょう。
またそうならないために、正しい卵の保管方法を日本卵業協会のホームページなどで調べました。
3点にまとめたので、お伝えします。
②結露させない・卵を洗わない
③卵の殻にヒビがない
①適切な温度で保管する
食品衛生法では、卵は10℃以下で保存することが望ましいとされています。
これは卵の食中毒の主な原因菌であるサルモネラ菌が増えにくい温度です。
②結露させない・卵を洗わない
卵の表面にはクチクラという薄い膜があり、これがバリアの役目を果たしています。
しかしこの膜は水に弱く、結露したり水で洗ったりすると取れてしまうんです。
ドアポケットに卵置き場がある冷蔵庫って、結構ありますよね。
そこに卵を置いておくと、ドアの開け閉めのたびに温度変化があり結露してしまうことがあるんです。
そうするとバリアが無くなって、傷みやすくなります。
③卵の殻にヒビがない
卵の殻って、デリケートですよね。
大事に持って帰ったつもりでも、何かの拍子に殻にヒビが入っちゃうことってままあります。
あとはドアポケットに収納しておいたら、開け閉めの衝撃でヒビが入ってしまったり。
するとそこから、細菌が入って繁殖してしまいます。
ヒビが入った卵を食べられる期限は当日中です。
早く見つけて、黄身も白身も固まるまで加熱して食べましょう。
卵の保管に気を付けるのは、食中毒を予防するためです。
卵の食中毒は、サルモネラ菌が原因のことが多いです。
サルモネラ菌が増殖した食品を食べたあと、潜伏期間(およそ12時間)があって、気持ちが悪くなって吐くこともあります。
そこから数時間おくれて、腹痛や緑色をした水のような下痢などの症状が出てきます。
多くの場合自然治癒しますが、小さな子どもや高齢者の場合は脱水症状を起こして命に係わることもあります。
食中毒対策の基本は、「菌を付けない・増やさない・やっつける」です。
調理前に手を洗う、清潔な調理器具を使う、食品は十分に加熱して、放置せずにすぐに食べる。
どれも大切なことです。
楽しい美味しいはず食事が体調不良の原因にならないよう、気を付けていきましょう。
溶き卵の捨て方は?
溶き卵は、卵焼きやオムレツ、かきたま汁などの料理に使いますが、使い切らなかったり、使うのを忘れたりすることもありますよね。 そんなとき、溶き卵の捨て方はどうすればいいのでしょうか?
溶き卵は、卵の殻がなくなっているので、空気に触れやすく、細菌が繁殖しやすい食材です。 そのため、溶き卵は冷蔵庫に入れても、1日しかもちません。 もし期限を過ぎた溶き卵を食べると、食中毒になる可能性があります。 ですから、溶き卵は早めに使い切るか、捨てることが大切です。
溶き卵の捨て方は、自治体によって異なります。 一般的には、燃えるごみとして出すことができますが、加熱して固めてから出すように指示されている場合もあります。
また、溶き卵は水分が多いので、燃えるごみの指定袋が透明な場合は、見た目や臭いが気になるかもしれません。 そういう場合は、空の牛乳パックやペットボトルに入れて口を閉じるか、新聞紙に包んでポリ袋に入れると良いでしょう。
溶き卵を排水溝に流すのは、やめましょう。 溶き卵は水で流しても固まってしまうので、排水溝を詰まらせる原因になります。 また、溶き卵に含まれるたんぱく質は、水質汚染の原因にもなります。
溶き卵の捨て方は、食中毒や環境問題を防ぐためにも、注意が必要です。 溶き卵は、なるべく使い切るか、適切な方法で処分しましょう。
生卵をトイレに流すのは大丈夫?
生卵をトイレに流すのは、基本的には大丈夫です。しかし、いくつか注意点があります。
まず、生卵は水に溶けないので、トイレの水量が少ないと詰まりやすくなります。特に節水型のトイレでは、水圧が弱いので危険です。生卵を流すときは、必ずたっぷりの水を流してください。
次に、生卵は腐りやすいので、トイレに長時間放置すると臭いが発生します。特に暑い季節は、細菌が繁殖しやすいので注意が必要です。生卵を流した後は、トイレの中をよく洗浄してください。また、生卵の殻もトイレに流さないでください。殻は水に溶けないので、詰まりの原因になります。殻は生ごみとして捨てましょう。
以上のことを守れば、生卵をトイレに流すのは問題ありません。しかし、生卵は食べられる貴重な食材です。できるだけ無駄にしないように、賞味期限や保管方法に気を付けてくださいね。
卵のパックの捨て方は?
卵のパックの捨て方は、自治体によって異なります。一般的には、プラスチック製のパックはプラスチック類、紙製のパックは紙類に分別して捨てます。
しかし、中には卵のパックを特別な分別で扱う自治体もあります。
例えば、東京都では卵のパックは「容器包装プラスチック」として回収されます。また、千葉市ではプラスチックでできた卵のパックは「可燃ごみ」として扱われます。このように、卵のパックの捨て方は自治体によってルールが違うので、必ず自分の住んでいる市区町村のホームページやごみ分別ガイドを確認してください。
卵のパックを捨てるときには、中の卵の残りや汚れをきれいに洗い流してから捨てましょう。卵の残りや汚れがついたままだと、臭いや虫の発生の原因になります。
また、卵のパックには賞味期限や卵の等級などの情報が書かれています。これらの情報は、卵の品質や安全性に関する重要な指標です。卵のパックを捨てる前に、この情報をメモしておくと便利です。
卵のパックの捨て方は、自治体によって異なるので注意が必要です。卵のパックを捨てるときは、中の卵の残りや汚れを洗い流し、パックに書かれている情報をメモしておくと良いでしょう。卵のパックを正しく分別して、環境にやさしい生活をしましょう。
まとめ
この記事では、卵に関する様々な悩みや疑問に答えました。 卵の捨て方や保存方法、消費方法について、以下のように解説しました。
- 割れた卵や期限切れの卵の捨て方は、自治体の指示に従うことが大切です。燃えるごみに出す場合は、見た目や臭いに注意しましょう。排水溝に流すのはやめましょう。
- 卵の保存方法は、10℃以下で結露させないことがポイントです。卵の殻にヒビが入ったら、当日中に加熱して食べましょう。
- 卵の白身だけを使うレシピは、フリッターやメレンゲクッキーなどがおすすめです。冷凍する場合は、1個分ずつラップで包んで保存しましょう。
卵は食中毒のリスクがあるので、扱いには注意が必要です。 しかし、卵は栄養価が高くて美味しい食材でもあります。 卵を上手に使い切ることで、おいしくて節約できるレシピがたくさん作れます。
この記事が、安全に美味しく無駄なく卵を食べるお手伝いになれば幸いです。